山形銀行統合報告書2024 :: Pro-Act
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有価証券ポートフォリオの再構築リスクアペタイト・フレームワークの活用 当行では、2019年度からリスクアペタイト・フレームワーク(RAF)への取り組みを開始し、リスクアペタイトを踏まえた今後10年間の財務予想や各種分析を実施するとともに、2024年度から始まった第21次長期経営計画においてもRAFを計画検討の土台としております。 RAFとは、事業計画を達成するために能動的に受け入れるリスクの種類と量に関する中長期的な指針・枠組みであり、リスク対リターンに鑑みた施策展開で収益力強化を図ることができるものであります。 RAFで検討したリスクアペタイトについては、業務施策として既に展開を開始しており、本年度の取り組みにおいては、山形県内他の融資増強および有価証券運用強化等としております。 今後も、収益性と健全性管理のツールとして活用できるよう、RAFの深化に向けた取り組みを継続してまいります。GOVERNANCEガバナンス※リスクアペタイトリスク対リターンを検証し、収益力強化を図るために進んで取り入れるリスク項目徹底• 金利上昇に対応したデュレーションコントロールとヘッジオペレーションの実施有価証券運用部門収益  2026年度 80億円※ 外貨調達コスト、有価証券関係損益含む有価証券ポートフォリオのイメージ■■《リスクアペタイト・フレームワークを構成する4大カテゴリー》10年財務シミュレーション自己資本比率リスク指標ROEリスクアペタイト方針ストレステスト関連付け長期経営計画有機的に短期経営計画計画検証0(億円)12,00010,0008,0006,0004,0002,00010,000億円程度8,948億円2023年度2026年度(計画)株式外国証券円建債券その他証券流動性リスク管理 当行では、流動性リスクの管理手続、管理体制等を定めた「流動性リスク管理規程」に基づき、管理部署の明確化を図るとともに、平常時・懸念時・緊急時等、状況に応じた流動性準備の水準を設定するなど、不測の事態が生じても流動性が十分確保できるような管理態勢を構築しております。 また、日々の資金繰りについて厳格な管理を行うとともに、流動性準備の状況についても、市場リスクと同様、ALM会議で毎月報告のうえ、十分な流動性を確保しながら効率的な資金運用に努めております。 さらに、市場の急変や風評被害等による流動性リスクの顕在化を想定した対応マニュアルを策定し、万一の事態にも迅速な対応と被害の極小化を図るべく万全を期しております。内部監査 リスク管理態勢の強化・充実のためには、管理態勢の有効性を検証し、その充実を図る必要があります。 当行では、被監査部門から独立した監査部がリスク認識に応じて関連会社を含む全部室店に対して臨店監査を実施し、各部室店等における各種リスクの管理状況を把握するとともに、内部管理態勢の整備状況や運用状況等を検証しております。さらに、必要に応じて適時・適切な改善提言を行い、リスク管理態勢の強化・充実を図っております。オペレーショナル・リスク管理 当行では、オペレーショナル・リスクの種類・定義や管理体制等を定めた「オペレーショナル・リスク管理規程」に基づき、オペレーショナル・リスクを①事務リスク、②システムリスク、③情報資産リスク、④災害リスク、⑤人的リスク、⑥法務リスク、⑦評判リスク、⑧その他のリスクの8項目に区分・管理し、オペレーショナル・リスクの顕在化の防止、影響の極小化および削減等に取り組んでおります。 また、各リスクについて統括管理部署を定め、各統括管理部署において、発生したリスクや予見されるリスク等に関する情報を収集・分析のうえ、リスク削減策を企画・立案し、具体的に対応しております。 さらに、随時、各種リスクの発生状況や対応状況をモニタリングするとともに、リスク管理会議等において、各リスクを包括的に把握・評価し、組織横断的にリスク削減のための協議を実施しております。資産の入れ替えによるポートフォリオの再構築• 円債を中心としたポートフォリオ構築• エクイティ資産の残高積み上げ• 低収益資産の削減による評価損益の改善• 市場環境やパフォーマンスに留意したファンド選別・入替リスク管理体制の強化• ミドル部門の組織再編によるリスク管理・牽制機能の強化• ポートフォリオおよび市場環境を踏まえた実効性の高いリスク管理の

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